安倍一派の同質化、人権とは?

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                 同質か異質か
                   色々だ。


安倍首相及び一握りの連中の企みは明らかであり、連中も隠そうとしてはいない。
権力の座に就くなり「美しい国」という抽象的な表現で国民を釣ろうとした。幸い北朝鮮の核実験もあり、ナショナリズムを煽り倒して悦に入っていた。
圧倒的な数の力を背景に強引に押進めようとしていた。
隠す必要などなかったのだ。
中川、麻生氏の物騒な発言は容認したというより、首相の言いたいことを代弁しただけである。

安倍シンパの国民を強固にし、若者の社会に対する不満を北朝鮮に向けさせることで、愛国者として一つに纏めようとした。多くは支持政党なしだから、彼らも取り込むことが出来る。

しかし、残念ながら安倍一派の思い通りには進まなかった。
好事魔多しでシナリオが狂いだした、しかも身内の不祥事からだった。

大将の優柔不断な性格が災いしたのか、求心力は一気に低下した。
看かねた中川(幹)が、殿に対する忠誠心や尊敬が無いと閣僚や取り巻きを叱責した。森の親父も加担した。

小泉も出てきて支持率なんぞ気にするな蛮勇を奮えと、過保護の息子を押し出した。

そして、形の上で、起立し、私語をしない忠臣に囲まれて元気になった安倍氏は早速、造反落選議員で、友人の衛藤氏の復党を命じた。

安倍氏は生活保護費を減額しようとしている。理由はワーキングプアの方々との整合性だという。
造反落選者の他の議員との整合性はどうなるの。

宮崎知事になった東国原氏は再チャレンジの成功者だと自分が力を貸したように称えた可笑しな思考回路の持ち主は、衛藤氏の返り咲きに対してどんな自賛の言を発するのか楽しみだ。

さて、「女性は産む機械、装置」発言の柳沢氏を庇い続けているのは、内閣を守ることが第一と、考えているからでもないらしい。

森・小泉・中川の檄で自信を取り戻したからだろう。(笑)
思い出した、「そうだった、俺は殿様である。皆俺を崇めてきたのだ。萎縮することなどないのだ」。

だからか、伊吹文科相の「人権メタリック症候群」も問題ないと言った。
小泉の鈍感力の勧めがが有ろうと無かろうと、柳沢、伊吹両氏は人権には十分鈍感である。態々養う必要は無い。
初めから備わっていたのだ。

「人生いろいろ」と言ったのは小泉である。自分や権力が何をしても勝手だ、いろいろだ。だが皆さんは色々では駄目だ。

国民は同質であることが「美しい国」の必須である。
自由、権利というと言う前に、権力が課す義務に忠実であれ。
あはは~。可笑しいというより、笑ってしまう。


『すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない』。

上は1948年12月10日の第3回国連総会で採択された「世界人権宣言」の第1条である。

第2条 1 すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる。

2 さらに、個人の属する国又は地域が独立国であると、信託統治地域であると、非自治地域であると、又は他のなんらかの主権制限の下にあるとを問わず、その国又は地域の政治上、管轄上又は国際上の地位に基づくいかなる差別もしてはならない。

第3、4、5、6条略。

第7条 すべての人は、法の下において平等であり、また、いかなる差別もなしに法の平等な保護を受ける権利を有する。すべての人は、この宣言に違反するいかなる差別に対しても、また、そのような差別をそそのかすいかなる行為に対しても、平等な保護を受ける権利を有する。

>安倍一派は言う。権利、権利を振り回すな。自由、自由 と騒ぐな義務を履行せよ。

果たして安倍一派がいうのが正しいのか、答えは否である。
談合、裏金、事務所経費の怪しさなど数々の不正を働いている輩が、個人が人間として持つ権利の制約を振りかざすことは出来ないはずだ。

いじめ問題という子供の人権侵害事件に対して、正面から取り組もうとしてるようには見えない。弥縫策しか出せないできた長年の付けが現状である。

虐待も深刻な問題である。正規社員と非正規社員の差別待遇もある。
男女参画共同社会と言ってもまだ道行き遠い。
高齢者の医療・福祉も後退するばかりである。
障害者に対する思いやりもない。

さらに、セクハラ、パワハラ、アカハラ、DVもある。

自ら見ようとしない者には見えないのだ。
安倍一派の皆さん、見る気がないなら、想像力で補え、少なくも高学歴で教養高い皆さんなら理解できる筈だ。

鈍感力などという、題目を唱えて自己暗示をかけるような子供騙しはやめよう。社会の現状に敏感になろう。

伊吹の親父が言う「日本は極めて同質な国」は安倍一派が持つ単なる
思い上がりか、思い込みかの一方的な見方である。

私は日本人であるが、伊吹氏の思い込みには違和感がある。
安倍一派とそのシンパだけが同質で、その対極にいる者は異質な訳だ。
1億2500万の日本人が皆同質と想像しただけでもゾォ-ットする。
教育再生の目論見が如何なるものか、自ら暴露しているようなものだ。

国民相互に監視させ、弱いもの同士で差別しあう社会を作り、すべて同質化して異分子を排撃する積りだろう。
「美しい国」が出来上がる。(笑)

日本は、多民族国家ではないが、大陸と交流以前からの源日本人がいる。現在は多くの外国人が暮らしている。
夫々、宗教も、文化も、生活習俗や価値観も違う、権利が対立することもある。
当事者同士で解決が難しい問題を、調整するのも政治の仕事である。

型に嵌めようなんて、大昔の権力者の真似はするな。

安倍政権の目論見がはっきりしている以上、我々はNOと言うべきだ。

勿論、私は同質化を願っているのではありませんから、安倍さんに賛同する方がおられても一向に差し支えありません。

しかし、みんなで渡れば怖くない、とばかりに権力に無批判に唯々諾々と、付き従えば、いつかきた道、
「1億総火の玉」で突進させられ、「1億総玉砕」の号令の下、竹やりで、爆撃に対峙しなくてはならなくなる……かも知れない。

権力は監視していなければ暴走する。マスメディアも頼りない現状では、選挙でしか食い止めることが出来ない。

その選挙が参院選である。余計なお節介かも知れませんが、是非、熟慮の上投票して下さい。

最期に「こうとりのゆりかご」についての東京新聞の記事を転載します。

これには賛否あるのは承知していますが、母子共に救える「ゆりかご」は良いと思ってます。

捨てられたり、或いは殺されたりするより、法の下の平等の権利がある赤ちゃんを救いましょう。

勿論、国の積極的な関与を期待しますが、安倍政権は消極的です。

時間は止まってくれませんから、まずは、慈恵病院のように、研究もし態勢も整っているところから始めるに問題は無いと思います。

東京新聞・説くほう 2007.02.28
『赤ちゃんポスト』政府首脳横やりの波紋
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20070228/mng_____tokuho__000.shtml

熊本市の慈恵病院(蓮田晶一院長)が計画中の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」の設置について、厚生労働省が事実上容認したことに対し、政府首脳から異論が噴出、波紋を広げている。捨て子を助長し、安倍政権が掲げる「美しい国づくり」にふさわしくないというのがその理由のようなのだが、ポスト設置は本当に捨て子を助長するのだろうか。

 「命一つ一つを大事にするのが美しい国ではないでしょうか」

 政府首脳からの相次ぐ反対論に対し、慈恵病院の蓮田太二理事長は二十七日、こう語った。

 昨年十一月に明らかになった赤ちゃんポスト構想が大きく動いたのは今月二十二日。厚労省が、医療法上の施設の用途変更の許可申請を受けている熊本市の幸山政史市長に「児童福祉関係法令などに違反するとは言い切れない」と説明。辻哲夫事務次官も記者会見で「変更許可を認めない合理的理由はない」と話し、事実上の容認と報道された。

 ところが、翌二十三日になって、政府首脳から相次いで異論が噴き出した。

 安倍晋三首相は「私はポストという名前に大変抵抗を感じる。子どもを産むからには、親として責任を持って産むことが大切」と発言。別の形態のものを考えるのか、との質問には「既にそういうお子さんたちに対応する施設もある。匿名で子どもを置いていけるものをつくるのがいいのか、私は大変抵抗を感じます」と消極姿勢を見せた。

 高市早苗少子化担当相も子どもを捨てる風潮を助長する懸念を表明。塩崎恭久官房長官は「美しい国づくりを目指す安倍内閣としても、一般の日本人からしても、親が子どもを捨てる問題について法律以前の問題と考えなければいけない」と不快感をあらわにした。

 厚労省は「(二十二日と)基本的な考え方は変わっていない」と説明。しかし、今後の方針については「子どもが命を落とす事件があることは考慮しなくてはならないが、容認すると言っているわけではない。保護者が子どもを放置する行為は認められないという点では(首相らと)一致している」と言葉を濁す。トーンダウンした印象は否めない。

 こうした首相らの発言を、当事者である慈恵病院関係者はどう受けとめているのか。

 蓮田理事長は「異論があるのはもっともだが、人間は追い詰められると、思考力がなくなってしまう。よく考えたら分かってもらえると思う」。首相が反応した「ポスト」という呼び名は、ドイツの赤ちゃんポストを紹介したビデオから取られたもので、慈恵病院では「こうのとりのゆりかご」と命名している。

 捨て子を助長するという見方については、田尻由貴子・看護部長は「そうは思わない。十カ月もおなかにいた赤ちゃんを簡単に捨てられない。預けた後、電話があると思う」と強調する。

 匿名性の問題についても「両親にも誰にも話せず、困窮する女性の心理がある。『ゆりかご』に捨ててくれということではなく、相談しやすい雰囲気をつくりたいんです。一般の方にはなかなか分かっていただけないが、これからも説明していきたい」と決意に揺らぎはない。

 一方、思わぬ政府首脳からの反対論に、許可権限を持つ熊本市も困惑気味だ。同市の担当者は「私たちは(設置の)是非ではなく、法律に抵触するかを検討している」。厚労省には正確を期すため、文書での回答を求め、「正式回答を待って総合的に判断したい」としており、依然として運営開始のめどが立っていないのが現状だ。

 ところで、赤ちゃんポストはそもそも捨て子助長につながるのか。

 「現状でも捨て子はたくさんいるし、捨てる親はポストの有無に関係なく、捨てる。助長することはありえない」と話すのは、里親などで組織する「東京養育家庭の会」理事で里親でもある竹中勝美さん(50)だ。

■養子縁組や里親「早いほどいい」

 厚労省の二〇〇三年二月の調査では、児童養護施設にいる児童三万四百十六人のうち、在所年数が五年以上が約三割で、十年以上も全体の一割を超えており、竹中さんは「施設に五年以上いる子は事実上、捨て子同然だ」と言い切る。

 また、国内で赤ちゃんポストの設置が検討されているのは今のところ、慈恵病院だけ。竹中さんは「仮に認められても、報道で全国的に注目される中、そんな目立つ施設にわざわざ子どもを捨てにくるだろうか。また、遠方から来るのも考えにくい」と疑問を提示した上で、「問題は助けた子どもをどうするかだ」。

 そう話す竹中さん自身も現在、高校一年生の息子(16)のほかに、八年前に、乳児院から里子として引き取って養育中の小学五年生の男の子(11)がいる。

 「施設で親や特定の大人とかかわりを持たずに育ったことで、当初は里親に反抗的な態度を取る一方で外で愛情を振りまくなど、人間関係でさまざまな愛着障害があった。養子縁組や里親の元に行くのは早ければ早いほどいい」と指摘。その上で「早く養子縁組ができるよう、赤ちゃんポストに預けた時点で、親権放棄し、養子縁組の手続きに入れるなどの法整備が必要。保護するだけではなく、保護後の論議が重要」と主張する。

 ドイツでは二〇〇〇年に赤ちゃんポストがスタート。昨年夏時点で、約九十の病院や福祉施設に赤ちゃんポストが設置され、年間約四十人が保護されているが、赤ちゃんポスト設置で捨て子が増えるなどの変化があったのか。

■相談できぬ人の一つの「窓口」に

 大阪大の阪本恭子特任研究員(生命倫理学)は「赤ちゃんの遺棄も殺害件数も増えていない」と指摘。その上で「子どもを育てられず、誰にも相談できないという人の一つの窓口になっている。ポストに関係なく、捨てる親は捨てるし、殺してしまう親は殺す」とポスト設置と捨て子の因果関係には懐疑的だ。

 ドイツでも「捨て子を助長する」「まず青少年の性教育をすべきだ」「里親の資格認定がきちんとされていない」などの反対論が依然としてあり、「今も法制化はされていない」という。

 では、ドイツの赤ちゃんポストとどこが違うのか。

 ドイツの場合、八週間内に親が名乗り出ない場合は親権放棄とみなし、積極的に養子縁組の手続きに入れるのが特徴だ。阪本氏も「日本でも、赤ちゃんポストの場合に限らず親権放棄や養子縁組についての検討が必要」と指摘。その上で、今後の課題について「なぜ子どもを捨てるのか、社会的背景に何があるのか、根本原因を考えるべきだ。妊娠に関するカウンセラーなど専門家との連携も含め児童相談所の機能拡充も必要。また、遺棄される子どものために、せめて捨てる前に親が名前を付け、少しでも出生が分かるものを託してくれるものがあればいい」と話す。

 そして、最後に赤ちゃんポストの論議を通じてこう提言する。

 「生みの親が育てるのが理想だが、児童虐待でも分かる通り、生みの親が育てるのが必ずしもいいとは限らない。生みの親が育てて当たり前という従来の家族観から社会が脱却することも必要だ」

<デスクメモ> 「反応性愛着障害」という言葉を最近知った。乳幼児期に育児放棄や虐待などで親と密接な関係を持たないことで、小さいころから人を愛せなくなるなどの症状だ。さまざまな事情で施設に預けたまま、現れない親も少なくない。ならば、生みの親より育ての親の方がいいのかも。子どもの視点で考えれば。 (吉)


















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