富山の冤罪男性、再審で無罪

 無罪判決。

無罪になりましたが、心の底から素直に喜べない、何か引っ掛かるものがあります。
02年に逮捕されて5年の歳月が流れました。人生の道で最も重要な30代の、5年間を奪われたのです。悔しさは一入でしょう。

この先の人生が幸運に恵まれんことを心よりお祈りいています。

☆☆☆富山の冤罪男性、再審で無罪 女性暴行で逮捕・服役
2007年10月10日15時58分 asahi.com

 02年に強姦(ごうかん)と強姦未遂の2事件で富山県警に逮捕され、実刑判決を受けて服役後に無実とわかった同県の柳原浩さん(40)の再審の判決で、富山地裁高岡支部は10日、求刑通り無罪を言い渡した。藤田敏裁判長は「犯人でないことは明らかで、犯罪の証明はない」と述べた。

 藤田裁判長は判決を言い渡した後、柳原さんに「無実であるのに有罪判決を受けて服役したことを、誠にお気の毒に思っています」と話した。

 再審で、検察側は柳原さんの犯行時間帯のアリバイにつながる自宅の通話記録などの証拠を提出。無罪を求めていた。弁護側は、県警の高圧的な取り調べが柳原さんを自白に追い込んだと主張。捜査の経緯を解明するため、取り調べを担当した警察官の証人尋問などを求めたが、却下された。

☆☆☆ 判決前の心境

☆☆☆ えん罪再審、判決を控えた心境は
 2007 年 10 月 09 日 17:36 現在  北日本放送

 強姦事件などで逮捕され、服役した後に無実が判明した氷見市出身の男性のやりなおし裁判・再審で10日、無罪の判決が言い渡されます。

 判決を控えた男性に今の心境を聞きました。

 「何にも明らかになっていないから、僕自身無罪判決が出たって、納得いかないというのが今の本音」

 柳原浩さん(40歳)。

 平成14年、身に覚えのない強姦などの事件で逮捕され、自白させられたうえで有罪となり2年以上服役しました。

 (捜査担当者本人からの謝罪はありましたか?)「ないですね」(検察官は?)「ないですね」(弁護士は?)「ないですね」(裁判官も?)「ないですね」

 柳原さんに対し、当時の捜査担当者からの謝罪は今も一切ありません。

 えん罪発覚を受けて今年6月から始まった再審の公判でも、検察側が「被告人は無罪」などと述べただけで、当時、取調べをした警察官の証人尋問は裁判所が「必要ない」として却下したため実現しませんでした。

 柳原さんは「人間の心というのがあるんだったら、自分らが自分自身がこういう目にあったら真相を明らかにしたいと思うはずなんだけど。それも全部無視してくれましたから」「自分らが悪くないから、まあ真相など明らかにしなくても、ただ無罪やるからそれを受け止めろと。それしか思ってないと思うから。」

 取調べの実態や捜査の問題点などが明らかにされないまま、10日、柳原さんに無罪判決が言い渡され裁判は終わろうとしています。

 柳原さんは「だから、たとえ無罪判決をもらったとしても、真相は闇の中だから。無罪と言われても、うれしくもなんもない。」(なんで真相を明らかにしてくれないんでしょうか?)「それはたぶん、自分らのミスを公表したくない、それだけだと思う。」

 柳原さんは再審でも明らかにされなかった真相を追及するため、国家賠償請求をする考えです。

 そして、無罪判決が出れば、仕事を始めたいと話します。

 柳原さんは「今は失ったものは数多くありますけど、10日無罪判決もらったら、また最初から1からの始まりですから」

 司法はえん罪の責任をどう捉え、裁判官は判決文の中で何を述べるのか。

 判決は10日です。

☆☆☆ 

☆☆☆ 富山の冤罪・再審で取調官尋問を却下=茶谷亮(富山支局)
◇地裁に誤審反省、全く無し――柳原さんの勇気、見習え
2007年08月31日(金曜日) まいまいクラブ 

☆☆☆ 富山冤罪事件事件の概要。
 田村のホームページ

☆☆

この世から冤罪がなくなるでしょうか、残念ながら答えは、否 と言わざるをえないでしょう。
この事件といい、鹿児島や他の冤罪事件が生じるのは、残念ながら、法曹三者次第ということでしょう。
俗に言う、良い人にあたれば救われ、可笑しな人にあたれば、時によっては地獄に落とされる、と言うことなのか。
司法は独立した機関である。検察官も行政官ですが一個の独立した機関と言われる。
しかし、両者とも国家の録を食む役人とも言えるのです。弁護士も法律家であると同時に事業主でもあります。

三者とも多くの事件を抱え、ハードな生活を強いられていれば、機械的に処理してしまうこともあるでしょう。世間的には先生と呼ばれるステータスを得ています。知らずに奢っているかも知れない。また、三者其々の世界には、特殊な世界独特の人間模様があるかも知れない。

法治国家である以上、何人であろうと法曹三者に頼らざるを得ないのです。

残念ですが冤罪はなくならないでしょう。
せめて原判決が覆った場合の検証は、絶対にするべきだ。

 殆どの人が事件に巻き込まれることはないでしょう。
でも、思わぬ出来事に遭遇してしまうかも知れないのです。
何人であろうと法曹三者に頼らざるを得ないのです。

人は勝ち得たステータスを誇ります。世間の人々も崇める。
其れをとやかく言うのは野暮です。
ですが、法律家と言われる方は、事件の洪水に流されないで、一つ一つの事件は、同じ人間が起こしたのだと言う、事情を汲み取って欲しい。

 何か尻切れで申し訳ありません。
明日は休肝日にします。

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