「三すくみ」

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         安倍臣。ただ今、迷妄盲進中。


子供の頃聞いた、三竦みの逸話として、「蛇、蛙、なめくじ」、じゃんけんの「グー、チョキ、パー」があります。

じゃんけんは、何度もやっていると決着します。子供が順番を決めたり、一つ残った蜜柑を誰が貰うかなど、遊びですから楽しいものです。

蛇、蛙、なめくじの逸話は、なめくじは蛙を恐れ、蛙は蛇を恐れ、蛇はなめくじを恐れる、というものです。

しかしどうでしょう。蛇は蛙食べますし、蛙もなめくじを食べるでしょうが、なめくじが蛇を食べたり、なめくじに遭遇した蛇が竦みあがるとは考えられません。

もしそんな、なめくじを発見したり、竦む蛇を撮れば世紀の大スクープになるだろうこと、請け合いだ。

また、狐、猟師、庄屋 というのもあります。

狐は猟師に鉄砲で撃たれるので狐は猟師に負け、猟師は依頼主の庄屋に負け、庄屋は狐に化かされるので狐に負ける。

いずれも、三者が互いに牽制しあって、だれも動き出せないことの譬えでしょう。

では三者を我々と権力との関係で見てみると、権力側が我々をなめくじと見下しているのは明らかでしょう。

だが、蛇はなめくじを恐れるというのですから、我々が団結すれば充分対等に渡り合えるのです。

狐、猟師、庄屋で見ますと、国民、政府、族議員、官僚、業者すべてが三者になり得ます。

政府は、様々な政策を提示、公約して議員になった人間の権力争いか、順送りかで構成された機関です。

我々が選挙を通して依頼(委託)した政策を猟師(政府)は速やかに履行する責がある。
しかし政府はリップサービスで糊塗するばかりである。

また自ら庄屋として猟師(政府の煽りに乗せられた人々)に依頼して同胞である我々(狐)を攻撃させるのである。

その間隙を縫う業者と族議員は献金、時に隠れて贈収賄するなどで繋がり、その都度、庄屋、猟師、狐と変幻自在に動き回るのである。

官僚は権限を守るのを使命としている人間の集まりですから、それが達せられ、お上としての威厳さえ保てれば、三者の何れにもなります。こちらも変幻自在、執着しないのである。

こうして見てみますと、我々を除いた政官業は三竦み、互いに牽制しあって、だれも動き出せないというより、ぴったり膠着しているのが分かります。

三竦みのようで膠着(或いは癒着)している政官業が、互いの利権の確保で、膠着状態にあると思われる問題に三位一体改革があります。

2、3年まえは盛んに報道していたようですが、最近はあまり聞かなくなりました。骨太の方針とやらで小泉前首相が提唱したものだったと記憶してますが。

国庫補助負担金の廃止削減。国から地方への税源移譲。地方交付税の見直しの三つです。

目的は、地方分権と財政再建です。目的が違う二つを同時にやろうと言うのですから、簡単にはいきません。

国庫補助負担金の廃止削減は、各省と所謂族議員が反対し。権限が縮小する財務省はやる気にならないでしょう。

国から地方への税源移譲となると、国税が減るのですから、財務省が反対するでしょう。

地方交付税の見直しは、地方が反対します。総務省も削減には反対するでしょう。

日本はお上(官僚)に権限が集中している中央集権です。

よく、補助金行政といいますが、国庫補助金こそ、官僚が権力を行使する手段ですから、自ら手放すことはないでしょう。国民の圧力が必要です。
族議員も口利きや地元に補助金を持ってくることができなくなり、権力が低下し、美味しい料理に有りつけなくなる。

国庫補助負担金の廃止削減。国から地方への税源移譲。の二つに対しては当然ながら、官僚、議員ともに抵抗するのです。

皆、既得権の死守と、新たな利権を探すのに躍起になっている人間の集まりでしょうから、難しいのです。

地方は地方で、6000万の箱物を造る計画があり、国に相談すると、官僚は1億のものを造れ、国の補助が6割出るから、5000万の出資で済みますよと。

間に立った議員の鼻は高くなり、役所も喜び、官僚の権限は増すばかりになる。

断ち切るための唯一の方策は政権を交代させるしかありません。

尤も、新しい政権が必ずしも期待に沿うかどうか、現時点では定かではありませんが。

何れにしても、地方分権へ進むのは時代の流れで、間違いないでしょう。
特色ある地方が生まれれば、地方の格差という新しい問題も生じますが、住民が惑わされないで、地域に相応しい、首長や議員を選べば解消するでしょう。

佐田前大臣、松岡農水大臣、末松議員の怪しげな金の動きが、年末年始に渡って報道されている。

安倍政権の支持率は更に下がるでしょう。

もともと「これぐらいの公約は守らなくても云々」「自衛隊がいる所が非武装地帯だ」とノタマッタ親父の跡取は此れしきのことは歯牙にも掛けていないかも知れないが……。

もし、これで支持率が下がらないなら、責められるべきは我々国民ということになります。

正月の話題には不向きですが、酒席の戯言の肴にするのも一興かと。



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