「日暮し雑記」 2月9日 土曜日

 信頼回復

雪が降っています。風がないので原っぱの雑木や草に真っ直ぐ落ちています。
積雪は2~3cm位でしょうか、このまま降り続くと、小さな雪だるまが作れるくらい積もるかも知れません。

雪の白さで地道や枯れ草が被われ普段見慣れている景色が一変しました。
あまり雪と縁のない地方で生活していますので、見ているだけで華やいだ気分になります。

雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ
降っては降っては ずんずん積る
山も野原も 綿帽子かぶり
枯木残らず 花が咲く

 雪によって清められた景色は一時の安らぎなのでしょう。 雪は汚れた物を隠してくれますが、融ければ元の姿が現れます。

信頼。
昔も、今も、個人、組織共、信頼の醸成に腐心してきました。信用と同じで勝ち得るのは難く、失うのは一瞬です。回復には相当な時間と努力を要します。

最近(昔からかも知れませんが)、信頼を失う出来事が後を絶ちません。
聴衆の前で「信頼」を挨拶がわりの切り口上で述べる政治家や常套句のよに使っている政治家もいる。
今や、公務員から企業に至るまで、自らの不祥事で信頼を貶めている。中央官僚は小狡いので滅多なことは云わないが信頼度はゼロに近い。
公だけではない。個人においても嫌な事件が多発している。

今、中国の冷凍ギョーザ事件のニュースが世間を席巻している。情報は錯綜し、冷凍ギョーザから中国の他の冷凍食品、冷凍でない中国食品、原材料まで波及してきた。
矛先は中国社会、中国政府まで向けられ批難の嵐が起こっている。

返す刀で日本政府の対応に対しても批難が向けられている。縦割り行政であるから、官庁間で疎通が悪いのだろう。情報を集約する部署がないと、最高責任者の指揮も錯綜する。

人々が中国製品NOというのは、防衛策であり致し方ない面もある。が、風評被害が拡大すると別の社会不安が起きかねない。

テレビなどでは、各スーパーで餃子の具の売り上げが伸びていると報じ、餃子の作り方も紹介している。作れる人は作れば良いが、時間的など色んな制約で、そうも行かない人も多いでしょう。

マスコミの喧噪で波紋がより大きくなっている面もあるでしょうが、人々が如何に食の安心・安全を希求しているかの証左でもあります。現状において冷凍食品の比重は大きいのです。

この事件はまた別の問題を孕んでいます。問題食品が中国製だったことで反日、反共のナショナリズムに結び付けられ易いからです。日中どちらの側にも保守的な組織がいますので、プロパガンダに利用され易い きらい があります。

日中両政府は冷静対応しています。我々も冷静に参りましょう。

こんな情報も飛び交っています。
中国国民の不平分子の個人的な犯罪である。
これはこれで恐ろしい。

何れにしても中国食品への信頼は大きく崩れたことは確かでしょうし、国際的にも大きな痛手を蒙ったのは間違いないでしょう。

春には胡錦濤主席が来日すると言われています。
中国政府はそれまでに「信頼」を回復したい、日本政府も早く安全宣言を出したいでしょう。
が、食と言う身近で健康・命に係わることですから、拙速はしないで頂きたい。

どの国の食品も世界を駆け巡っているのが現状です。
輸出国だけでなく、日本のような輸入国も含めて、世界的な統一基準、規制が必要だと思う。自給率云々も俎上に上がっていますが、この問題は古くから言われてきて、未だ具体的な道筋は見えません。アバウトな目標値はあるようですが、本気で取り組んでいるとは思えない。

やはり、現政権を代えることから出発するよりないようです。

食の安心・安全は、生きる上での最も重要で必須条件です。自給率を上げるという命題と併せて安心・安全な食品を家庭に届ける仕組み・対策を願います。

10年59兆を道路だけに使うという亡霊に取り付かれている現政権に、食量対策は任せられない。10年59兆ですよ。国家・国民の福祉を考えるなら、もう少し上手に配分することが出来る筈だ。その方が余程、国民福祉になるし、信頼が得られると思う……が…自公は何かに憑かれているのかな。

☆ 

信頼を回復するのは大変です。
自分に問うてみると、周りの人から信頼されているかどうか、かなり疑わしい。家人に限れば信頼はしていないが、長年続いてきた惰性で一応年長者としての席に座らして置く、と言うだけでしょうな。

まあ、私としては信頼されるより、放って置いてくれたほうが荷が軽くて良い。
なんて嘯いてますが負け惜しみかもね。

☆☆☆

雪は降り続いています。何時もなら見える近くの山も灰色の空に遮られて見えません。
表に出て見ましたが雪と戯れる子供の姿ありませんでした。

独りで遊ぶ訳にも行かず。帰ってきました。
ちょっとハシャギ過ぎかも…これから雪景色を肴に一杯遣ります。

風邪を引かないよう、暖かくしてお過ごし下さい。


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この記事へのコメント

三介『いわいわブレーク』
2008年02月09日 23:15
>雪景色を肴に一杯遣り
80年代にちょうどイラクイラン戦争が起きた頃、富良野に居ました。雨続きで仕事にならず、仕方が無いからと、ジープで十勝温泉へ。9月だというのに、雪の中で露天風呂。
これで一杯あったらなあ~なんて思いつつ、雪を眺めてました。
酔語
2008年02月10日 08:12
三介さん、おはようございます。
昨日の雪はまだ残っています。名残り惜しいですがやがて消えるでしょう。
富良野、美しいところだそうですね。
80年代ということは、20年以上前ですか…。
そうすると春先には、
:君がため春の野にいで若菜つむ
 我衣手に雪はふりつつ
(光孝 天皇)

てなこともあったのでは?……。
失礼しました。酔語。

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