泣く子と地頭には勝てません。

 悲願成就、おめでとう。

インド洋で無料給油を再開する、新テロ法は与党3分の2の多数で再可決されました。政府与党は2月中旬の再開を目途にしている。

安倍政権からの悲願だった給油法案、成立のために再延長までして漕ぎ着けました。喜びも一入でしょう。

これで米国に対して面子が保てたと安堵しているでしょう。米国は現在評判を落としております。米国の信奉者である日本政府が給油法案を成立できず、派遣されなくなると、世界のリーダーのプライドに傷がつきます。
日本政府は、ブッシュの意を酌んで、何が何でも給油法第一で成立に漕ぎつけてくれた。日本政府は自らの体面を保ち、米国の面子をも立てたのです。

当然、米国から歓迎・感謝されるでしょう。

泣く子と地頭には勝てぬ

ききわけのない子供や横暴な権力者の無理には従うほかはない。
道理を尽くしても、理の通じない者には勝ち目がないことにいう。
(*goo 辞書)

我々(私だけかも知れませんが)から見ると、米国(ブッシュ政権)は聞き分けのない子供か、横暴な権力者に見えます。下駄の雪のように何処までも付いて行かなければならないのでしょうか。米国が言う米国中心の「テロとの戦い」、政府が言う「国際貢献・協力」は、文字通り、額面通りに受け取って100%間違いないのでしょうか…。

政府は、次は自衛隊海外派遣の恒久法を狙っているでしょうから、先行きを懸念しています。

折からアメリカは、アフガンのタリバン掃討のため3000人増派するらしい。(現在派遣されている米兵は約2万7000人)
また、我々(私だけかも知れませんが)から福田政権を見ても、同じように聞き分けのない子供のように見えた延長、越年、再可決だったと思う。

福田首相は年頭所感で、今年は『生活者・消費者が主役となる社会』へと転換していくスタートの年にしたいと述べました。また、国民の目線で見るとも言っていた。

念願の給油法を成立させ、一区切りつきました。今後は国民生活に資する対策を最優先で願います。但し、予算関連法案などで、3分の2は行使しないように…くれぐれも願います。
3分の2に味を占めて麻薬のように使いすぎると、自業自得、自ら崩壊してしまいますよ。

☆ 最近はあまり報道されなくなったイラクのニュース。 

 暴力によるイラク人死者、15万人超 イラク戦争以後
2008年01月10日11時02分
http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200801100046.html

 世界保健機関(WHO)は9日、03年3月のイラク戦争開始以来、同国内で戦闘や宗派間抗争などの暴力で死亡したイラク人は15万1000人にのぼると発表した。イラク戦争以降、同国では暴力が最大の死因になったとしている。

調査はイラク政府と共同で06年後半、イラク全土で1万800世帯を対象に実施、9345世帯から回答を得た。死者が出た家庭は激しい戦闘や抗争に巻き込まれて避難民などになり、調査対象から漏れている事例が多いことから、推計に幅を持たせている。最大では22万3000人が死亡した可能性があるという。

 イラク戦争1年目は1日平均128人が死亡し、2年目は115人、3年目は126人。死者の半数以上がバグダッドに集中していた。

 報道や病院情報をもとに死者数をまとめているボランティア団体「イラク・ボディー・カウント(IBC)」の推計では昨年12月1日現在で最大8万7792人。今回の調査結果はこれをはるかに上回る。一般市民の死者数だけを集計するIBCに対し、WHOは戦闘員と非戦闘員の区別をしていないが、死者の大半は非戦闘員だという。

 イラクの死者数については治安が安定しないため正確な把握が難しい。WHOのアリ統計専門官は「さまざまな限界はあるが、これまでの死者推計で最も信頼できるものだと思う」としている。

 イラク 女性に精神的ストレス
1月11日 8時33分
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/11/d20080111000026.html

爆弾テロや誘拐事件が続くイラクでは、特に女性たちがちょっとした出来事に驚きやすくなったりよく眠れなかったりすると答えるなど、精神的なストレスを強く感じていることが、イラク戦争後初めて行われた国民健康調査で明らかになりました。

この調査は、WHO=世界保健機関とイラク保健省が去年とおととしの2年間にわたって行い、イラク国内の9000余りの世帯を対象に国民の健康状態や医療費負担の実態を調べました。

首都バグダッドで10日発表された調査結果によりますと、調査に回答した女性のうち半数以上がいつも何かにおびえたりすぐに疲れたりすると答え、35%の女性がよく眠れないと答えています。

また、ちょっとした出来事に驚きやすくなったと答えた女性は37%で、男性の17%を2倍以上上回り、テロや誘拐事件が続くイラクで特に女性たちが精神的なストレスを強く感じている実態が浮き彫りになりました。

一方、戦争のあとけが人や病人が増えたことで、各世帯では医療費が家計を圧迫し、中には友人から借金したり家財を売却したりするなどの対応を迫られている人もいるということです。WHOとイラク政府は、イラク戦争後初めて行われた今回の調査をもとに、今後の医療体制や支援のあり方を検討することにしています。

☆☆☆

いやはや物凄い数字です。
これだけではありません。03年のイラク戦争開戦後に国外に逃れたイラク人難民は周辺諸国だけでも250万人以上にのぼっています。

この、世にも恐ろしい惨状を作ったのは、ブッシュとネオコン一派です。
上さんと腕を組み、子犬を抱きながらヘリコプターから降りてホワイトハウスに向かう姿がよくメディアで報じられていた。

カメラに愛想を振りまく姿は実像でしょう。
彼はその時イラクでの暴虐を命令していたのです。イラク国土を闊歩する部下を称える彼をメディアは世界に発信した。
我が覇権主義を世界が称賛してくれている、と過信したのです。

マシ-ンがプログラム通りに動くように……。
人間は、人間を如何様な人物にでも生産・再生産できる、人間は環境次第でどうにでもなる飼育動物でしかない証左でしょう。ブッシュはその悲しい実例でしょう。(言いすぎですか?)

私たちだって、そんな環境に育てられれば,どうなるか…欲の遺伝子は最強です。(笑)

ブッシュもそうだったのでしょう。虐殺命令を出しながら、民主化、人権だと、いけしゃあしゃあと言える筈がない。

金持ちブッシュ坊やも、純真だった頃があった筈である。でなければ、この厚顔さを説明できない。

世界には独裁国家は他にもある。何故イラクだったのか、ブッシュ一派の覇権主義は中東制覇なしには遂げられないからだろう。侵略の口実などどうでも良かったのだろう。
でっち上げた根拠がばれても白を切り通す。開戦前のシュミレーションでは上手くゆく筈だった。

まさか今、中東の資源強奪のために、イラク人を虐殺し世界中から批難されるとは、想像すらしなかったのであろう。
依然として彼自身の心中では正義であり、イラクに世界に貢献した、と自賛しているのだろう。

可笑しい、可笑しいですが、この可笑しな民主主義は、彼の名声と老後を物質的に保証しています。
我々が可笑しい、と言っても現実です。何時か変わのるでしょう……か。

個人の犯罪はヒステリックに煽り、批難するメディアが、ブッシュ一派の虐殺を、さして批難しないのは欺瞞である。げに恐ろしき権力の濫用である。

最早虚実は綯い交ぜになっていて,皆、己の心を閉ざしたままである。21せ世紀になっても我々が主権を手にするには到っておりません。教科書に書いてある民主主義は、まだまだ遠い先のようだ。

一般人ならば、単なるハッタリ、空威張りと相手にされないが、ブッシュは米軍、諜報機関の最高指揮官であり、核のボタンを懐に忍ばせている親父なのだ。しかも、曲がりなりにも選挙で選ばれた。

出来の悪いカウボーイが大統領になった経緯は知りようもありませんが、民主主義の負の一面でしょう。

覇権主義者は、利権強奪のための名分など如何様にでも立てます。独裁開放、民主化など、ありきたりのプロパガンダをぶち上げれば、世界のマスコミが勝手に発信してくれる。

マスコミ、御用学者、評論家、下請け、孫請け、あらゆるコメンテーターが、煽り倒したのである。つまり、我が国を含めて各国政府、マスコミは手玉に取られたのだ。
真のジャーナリストの声は我々には届かないのだ。

こうして利権強奪を隠し、軍事力で民主化しようとし、イスラムと対立した。
己が欲望のまま、一国を破壊し、無辜の人々を虐殺して、恥じない人間が堂々と闊歩し名声を得、称賛を浴びる21世紀。 成り行きはどうなるのでしょうか…。

我が国は是々非々で一線を画して渡り合える国になって欲しい。

開戦以来の米兵総死者数は、計3895人になったという。米国は自国でのテロ防止に躍起だが、テロとの戦いと称して侵略した国で、自国民を犠牲にしているのだ。

イラク国民がが平穏を取り戻すまで、どれくらい掛かるのだろうか……遥か遠い。
アフガンは益々混沌としてきた。パキスタンの混乱は核保有国であるだけに、より深刻だ。

インド洋で貢献するのが国益かどうか、再考したほうが良い。

☆ 泣く子と地頭には勝てぬ

私たちから見れば現政府に道理を求めても、聞き入れられないように思える。
与党諸氏は、長年政治を司ってきた驕りからか、妙なプライドに絡め取られ、虚勢を張っているようにしか見えない。

もう、現与党では無理でしょう。無理が通れば道理が引っ込んだのは過去のことだ。社会の現実、国民生活の現状を見ましょう。

政治活動の一環と称して夜毎宴会している場合ではありません。国民生活は逼迫しています。

鉄は熱いうちに打て

泥沼に落ちてから処方箋を書いても手遅れになります。役人はそれで良いのかも知れませんが、政治家は早めに、一歩々先取りする明がなければなりません。

我々は地頭ではありませんし、聞き分けのない子供でもありません。
為政者が為政者らしく振舞い、少しずつでも生活が向上すればそれで良いのです。


政権交代、今年はこれ!
この国を変えるのは、これしかないでしょう。

失礼しました。

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この記事へのコメント

2008年01月12日 21:30
ご無沙汰致しております。「いわいわ」です。
本年もよろしくお願い致します。
>我々は地頭ではありませんし、聞き分けのない子供でもありません。為政者が為政者らしく振舞い、少しずつでも生活が向上すればそれで良いのです。
最近、生産・流通のシステムそのものが、破壊的なような気が富みにしております。サブプライムローンの如き、「粉飾」生産・金融に頼らざるを得ない状況に、追込まれている意味は大きいのでしょう。上海や香港等のバブルも早晩弾けます。高速で運行していた列車が急停車するように多くの乗客が前に投げ出される。運転手とて同じ。出来るだけ車外に投げ出されないように場所の取り合いを車内ですればするほど、皆が危険になる。速度を少しずつ緩めつつ、分かち合う以外、大破局を避けられないんだと思いますよ。ただ、ホンの少し低速にするだけで、食い扶持が無くなる危険を身に沁みて感じている極貧の民衆の増加、其処を煽ることによってヒト儲けしようとするビジネス。此処との思想的な闘いでしょうね。抽象的に言えば。
酔語
2008年01月12日 23:17
こんばんは!三介さん。
こちらこそご無沙汰しております。
ダイナミックに変わる国もあれば、変わりたくて うずうずしていながら、一歩踏み出せない国もあります。
自ら解き放って大空へ飛び立ちたい。でも何かに囚われているほうが居心地が良い。
背反した葛藤があるのでしょうか。
今年が最大のチャンスだと思うのですが…。
まあ、吉・凶はわからない…ですが。

ありがとうございました。
今年も宜しくお願いします。 酔語

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