消せない事実、消せない記憶。

画像  庭石菖





画像  ポピー







消せない記憶。消してはならない記憶。

捨ててしまいたい記憶や、思い出したくもない昔の事などが突然蘇える、そんな経験をされたことはありませんか。
捨ててしまいたい、忘れてしまいたい思いに逆らって、不意に蘇えった記憶で、、赤面したり、後悔したり、或いは沈痛な面持ちになっていたりして「どうかしたのか」と問われて我に返ることが時々あります。

不断、日常の瑣末なことに拘泥しながら生きている私など、最近の出来事でさえ思い出せないのに、遠い過去など完全に忘れてしまっている。
と言うのは思い込みに過ぎなかったと知らされるのです。。
大切にしておきたい思い出より、一層はっきりとフラッシュバックされるのです。
良き思い出も、良くない過去も時と共に増幅されますから、嫌な出来事は尚一層波のように押し寄せてくるのです。

思い出したくない記憶は「消してしまいたい」と言う意思によって、不断は封じられているのでしょう。しかし、脳には記憶されています。

友人と会話中や本を読んでいる時、テレビを観ていて何かが琴線触れると突然蘇えるのです。

無意識の意思によって一瞬で去ってくれる場合もありますが、当分の間引きずられる場合もあったりします。

人は親を選ぶことが出来ない、と同時に巣立つ社会も選ぶことは出来ません。
私たちは、生れ落ちた社会に同化せざるを得ない人生を往くしかないのです。だからと言って悲観することはありません。どの時代の、どの地域の社会に生を授かるかは予測不能だからです。

若し、貴方が望み得る最高の社会に生まれたかったと、悔やんでも
その思いは叶えられない場合が多いのです。
貴方が思うように、誰しもが望む社会への切符の確率は宝くじどころではありません。統計学では計れないないのです。

私は運命論者ではありませんが、認めざるを得ません。

生れ落ちた社会が良き社会なら尚良き社会を、良くない社会だったら良くしようと努力しなければなりません。
人々は先人の意志を受け継ぎ、頑張り更に良き社会を、と次代の人に託すのです。

戦前、戦中の日本社会を生きた方々は、消すことができない現実を、どのような思いで生きてこられたのか、消すことができない記憶とどう向き合ってこられたのでしょうか。

決して消すことが出来ない事実の記憶。

先輩諸兄は事実と真正面に向き合い、二度と再び同じ轍を踏むまいと決意し、真摯に平和社会の構築に励んで来られました。
先輩諸兄が我々のために創った平和な社会を我々が崩してはなりません。
平和を謳歌できることに感謝すればこそ、次代の人に平和な社会を残す義務があります。

戦後60年を経て実体験をされた方々も少なくなりました。
人々の記憶からも遠ざかりつつありますが、戦争は「消せない事実」であり、「消してはならない記憶」なのです。

戦後生まれの私は実体験はありませんが、様々な機会を通じて悲惨な事実に触れることで、自らの記憶として残ると確信しています。

人間には他の生物にはない想像力があります。
イラクやアフガン戦争の悲惨さを見ても戦争の愚かさが分かります。
ドラマを観、本を無心で読めば劇中の人物に同化し、記憶を辿ることが出来ます。

権力者の奢り高ぶった記憶に引きずられた現政権は危険物です。
安倍政権の目論見は周知のことです。何故NOを突きつけないのか不思議でならない。

よく平和ボケなどと揶揄されますが、平和ボケは寧ろ坊ちゃんグループだと思う。日本は過渡期にあると指摘する向きもいる。
人々は口に出す不平・不満以外に何か別の不安を抱えているかも知れない。
安倍グループの煽動に合わせて「そうだ!そうだ!」と同調することが、人々の捌け口になる。不満を発散し、癒されると錯覚するのである。人々は口にこそ出さないが日本が可笑しな方へ行きそうだと感じ取っているのかも知れない。人間も動物であるから危険をキャッチする第六感が備わっているのだ。

騙されてはならない。彼等は将棋盤に駒代わりの国民を並べて遊ぶ品性下劣な集団である。
彼等や彼等に繋がる連中が表に出ることはない、その覚悟もない。

先の戦争から60年経ったといっても歴史から見ればほんの少し前である。慰安婦さんの問題一つ採り上げても戦後が終わったとはいえないのである。

我々は権力によって、無理やり狩り出された個人の無念さを思うべきです。先人を偲び、平和な社会を創ってくれたことに感謝し、次代に引き継ぐ。我々の使命です。

平和、これ以上も以下もありません。

さて、国民投票法案の成立が確実な情勢ですが、民主党に一言いたい。この法案が成立することは今国会が始まる前から分かっていたことです。政党が目指す国家像を持ち、競い合うのは分かりますが、自党の案に賛成なら認めるなど可笑しな政党である。(数で圧倒されているのにである)

何でもかんでも与党の土俵で相撲を取るなと言ってきました。
安倍の目論みは九条にあるのは周知のことです。与党は民主案にもっと妥協してもいい訳です。唯、民主がパフォーマンスで抵抗するなら日程上単独でもやる。それだけのことです。

民主は抵抗することで国民にアピールしたいようだが、国士気取で国を憂うる恰好付けは自民の十八番である。
国民と共に行きたいならば我々の目線で語るべきである。
先生風を吹かして能書きを垂れれば支持者は離れるばかりである。

抵抗し何某かの成果を上げたいなら、国民に背中を押して貰うべきだ。

貴方方は単なる庶民の代理人であって、我々より上等な人間ではない。貴方方に特権を与えたのは対案を出して貰いたいからではない。
NOを突きつけて貰いたかったからである。お間違いなきように。

安倍の狙いが九条改正であることを知りながら対案を出す無神経さは、己が屁理屈を天下にさらすものだ。
いかに、戦争を知らない子供達の政党でも、普通の感性があれば分かる筈である。この法案は絶対反対を貫くべきだった。

憲法改正など良き為政者が出て、民心が安定している時に時間をかけてやるべきである。

福祉、医療、年金、格差、雇用などやるべき事は山ほどある。
参院選の争点は、与党が憲法改正なら、野党は生活者の益になる政策で闘うべきである。野党の中核の民主党がこれではさきが思いやられる。

参院選に勝利すればこの法案など無しにできる。
わざわざ与党の土俵に上がって相撲しなくて良いのだ。

捏造ばやりの此の頃ですが、事実を捻じ曲げることはできません。
ほんの60年前に起こった悲惨な出来事は「消せない事実」です。
可笑しな連中が正当化したり美化することこそ捏造です。

平和な社会が一番です。

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この記事へのコメント

2007年04月12日 17:38
こんにちは。

> 騙されてはならない。彼等は将棋盤に駒代わりの国民を並べて遊ぶ品性下劣な集団である。
> 彼等や彼等に繋がる連中が表に出ることはない、その覚悟もない。

まったく、その通りですね。
私は彼ら「ぼんぼんタカ」を心の底から軽蔑します。
2007年04月12日 20:29
こんばんは。
喜八さん、お疲れ様でした。

愚直でありたいと思う私達の心根を踏みつける輩を軽蔑する私ですが、如何ともしがたい現実を目の当りしますと、う~ん。

でも、まだまだ先があります。
頑張りましょう。私も非力ながらお手伝いさせていただきます。
         酔語。
2007年04月13日 02:03
お邪魔します。
知っている人が語るのは一味違いますね。私は戦後生まれですが、すぐ傍にいる明治生まれはあまり語ってくれないもので。
TBしましたが念のため 私のエントリーです。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」http://iitaizou.at.webry.info/200704/article_17.html
2007年04月13日 07:06
おはよう御座います。
TB有難う御座います。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」奇を衒うのが得意な御人が考えそうな、嫌な題名ですね。

今後共宜しく願います。酔語。

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