「遺族外来」

遺族外来、初めて知りました。
日本の医療は世界でも最先端です。
しかし、最近では医師や看護師さんの不足が、大きな問題になっています。

人は、医師や助産婦さん、看護婦さんにとり上げられて、人生を歩み始めます。
長い道のりを行くうち必ず何かしらの病気に罹ります。
医師や看護師さんは病気の軽重も、如何なる状況においても万全を期して対応してくれます。

最期もやはり医師や看護師さんのお世話になります。

最近の産科、小児科医不足で、周産期医療の現場に携わる医師や看護師は、大変ご苦労なさっているでしょう。

問題解決にはまだまだ時間がかかるでしょう。特に所管大臣が「女は生む機械」だと言う暴言大臣ですから。
各地域での取り組みも進んでいるようですが、予算の裏付けも必要です。

あの暴言大臣が汚名挽回に力を発揮してくれないか。

さて、終末医療もかなり進んでいると思います。
重い患者さんになりますと、本来の病以外に精神が弱くなる場合があります。
核家族化が進んだ現在では、ご夫婦で援けあいながら病と闘っている方々も多いと思われます。

その場合、本人或いは両人が、精神的に辛くなったりする時があります。

患者さんご本人は旅立った後、残してゆく方に感謝し、その後の苦労を思い悩みます。
残された方もまた、心の空洞から精神が弱くなります。
その両者を治療するのが「遺族外来」というのだそうです。

悲しみ癒やす「遺族外来」
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20040716sr11.htm
末期がん患者が入院する緩和ケアの現場では、死にゆく本人、みとる家族双方の心のケアが欠かせない。

 横浜市の会社役員瀬戸義正さん(68)の妻洋子さん(当時56)は99年夏、胃がんのために胃を摘出した。

 すでに進行し、翌年にはリンパ節にも転移。2001年春、横浜市の神奈川県立がんセンターの一般病棟に入院し、3週間後、緩和ケア病棟へ移った。

 しばらくすると、眠れなくなって食欲も落ち、「死にたい」とこぼした。

 精神科医長でもある緩和ケア病棟の専任医、大西秀樹さんは、うつ病と診断。面接を重ねて話に耳を傾け、抗うつ薬を処方した結果、洋子さんは食欲が回復、眠れるようになった。

 緩和ケア病棟の入院患者は、日に日にがんで状態が悪くなり、痛みや息苦しさが増す。しかし、心の不調が体の不調として現れる人も多い。衰弱しきったように見えた患者が、抗うつ薬の処方でみるみる元気になることもある。

 「心と体の症状を、いかに見分けていくかが重要。でないと、間違った治療をしてしまう恐れがある」と大西さんは説明する。

 一方、義正さんは、心労から一時的に突発性難聴になり、めまい、不眠などの症状も現れていた。

 その夫を1人残してこの世を去ることが、洋子さんの1番の心残りだった。大西さんが「僕がご主人も診るから安心して」と伝えると、洋子さんは「ああ良かった」と笑顔を見せた。

 義正さんは大西さんの面接を受けた。その3週間後の6月下旬、洋子さんは静かに息を引き取った。

 「丈夫だった妻が、私より先に旅立つなんて……」

 義正さんは、心にぽっかりと穴が開いたようだった。仕事中は気が紛れるが、休みの日には寂しさに襲われた。耳鳴りも続いた。

 そこで、7月から毎月1回通ったのが、「遺族外来」。大西さんが、緩和ケア病棟で亡くなった患者の家族を面接しているのだ。

 「職場の人には話せないことも先生には話せるし、お会いするのが楽しみで……」と義正さん。

 年間約260人の患者、家族の心のケアをしている大西さんは「家族まで診ないと、本当のケアにはならない。遺族になっても定期的に外来に顔を出せば、引きこもらずに社会との接点を保てる」と語る。

 義正さんは最近、久しぶりにゴルフ練習場に通うようになり、コースに出るのも近そうだ。

 米国留学中の長男(34)に息子が生まれ、「米国旅行の楽しみが増えました」と目を細めている。
(2004年7月16日 読売新聞)

記事の中の大西秀樹さんは、現在 埼玉医科大学の教授です。

診療内容など詳しく知りたい方は以下のアドレスへ。
埼玉医科大学病院
http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/

診療内容など
http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division_info/85_psycho-oncology.html#staff

サイコオンコロジー(精神腫瘍学)というのも初めて知りました。

何気に眺めていたネットで、偶然見つけたのですが、嬉しいものですね。

誕生と終末。、無垢で生まれて、途中は色々ありましょうが、最期は安心して旅立ちたい。

残された者の心も癒される「遺族外来」、全国にどれ位普及しているのだろうか、増えてくれるといいな。



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