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zoom RSS 12/23 「日暮し雑記・意味なき駄文」

<<   作成日時 : 2010/12/23 21:08   >>

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画像 酔っ払いの戯れ言。


私が隔週通っている田舎ですが、田舎、といっても当地から僅か3時間余りのところです。だけど家は山間にあり小高い山々に抱かれていて、夏は我が当地より暑く、冬は底冷えのする土地です。夜の帳が下りると道沿いの街灯が心細く点灯するだけの漆黒の闇になります。早朝、鳥が鳴くまで無音の世界になります。

山に抱かれた家は遠望も効かず、天上が狭いので、陽の昇りは遅く沈むのは早い。
老夫婦がこの地を終の棲家に選んだ理由(わけ)は知りませんが、彼らは自らの意思で第二の故郷と定めたのでしょう。移り住んだ当初、若かった二人とも(と言っても熟年でしたが)、年を追い段々と足腰が衰えるに従って、色々様々な支障に遭います。

車はあっても運転できない。公共機関や商業施設へのアクセスもままならない。大金があれば・・・小金は虎の子としてとって置かねばならない。痛んだ家の普請も儘ならず庭も荒れてしまった。

セカンドライフを満喫するために開発された土地を終の住処に定めた。老夫婦=当時の熟年夫婦の決断を責めることは出来ない。しかし、彼らは加齢による心身の衰えを甘く見ていたのは間違いない。

この数年、彼らは、互いに言わず語らず人生を煩悶する日々を送ってきたのでしょう。
そして今、片方は、認知症になり束縛から解き放たれ完全なる自由を手にいれた。片方は、まだ加齢によるボケ状態だが、愚痴と怒りを繰り返し、ぼやきと嘆きの世界を徘徊している。女神(だった彼女)の流す涙は周りの者の心を打つ。

長らへばまたこのごろやしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき  藤原清輔朝臣 今も辛いが懐かしい思い出になるだろう。もっともっと辛かった昔(若い頃)、 二人で苦労した昔はそれ以上に懐かしい。 

「生老病死」

宗教用語ですが、何人たりとも甘受せざるを得ない節理でしょう。
老夫婦の日常は、喜・怒・哀・楽・嘆・ぼやき、が、目紛るしく展開し、飽きることがない。その言動は憎たらしくもあり、可愛らしくもある。

四苦の最大の苦は「生」です。何人も親を選ぶことは出来ませんし、どんな環境に生まれ落ちるか定かではありません。唯、運命を甘受するしかないのです。そして、生れ落ちた環境の中で懸命に生きる。「生」がなければ「老病死」で苦しむことはありません。

とは言ってもみんな「生」を謳歌し、やがて老い病に襲われ「死」と直面することになる。私も貴方も「「生」を受けた以上避けられない道程です。そして、その恐怖は個々が直面するまで、第三者には決して解らない恐怖なのでしょう。

***

詰まらない駄文になってしまいました。

今晩もありがとうございました。酔語。

終わりに・・・
素晴らしい感性の持ち主清少納言の「枕草子」の一節を載せます。

冬は、つとめて。
雪の降りたるはいふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。


冬は、朝早い頃がよい。雪の降ったのはいうまでもない。霜のとても白いのも、またそうでなくても、とても寒いのに、火を急いでつけて、炭をもって通っていくのも、とても似つかわしい。昼になって、寒いのがゆるくなってくる頃には、火桶の火も、白く灰が多くなってしまい、よい感じがしない。(Wikipedia)

夏男の私に冬を愛でる感性はありませんが、少納言が語ると同化してしまう。
不思議なものですな。


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