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<<   作成日時 : 2008/08/21 20:25   >>

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☆ 天命を待つ。

無罪判決でした。

すでにご承知でしょうが、2004年、福島県立大野病院で帝王切開で出産した女性が手術中に死亡した事件で、業務上過失致死などの罪に問われた産婦人科医は無罪になりました。

もとより私は医療や医学は門外漢・ど素人です。。同様に検察・警察についても捜査、逮捕、起訴する機関、と言う事ぐらいしか知りません。

そんな私ですから現場の医療行為の是非を論ずる知識もありませんし、検察・警察が現場の一人の医師を逮捕・起訴して断罪しようとした意図も分かりません。

20日、司法は15回の公判を経て、過誤もミスもなかった。医師法違反でもない、と言う判決を下しました。
検察は裁定を尊重し、面子にこだわって控訴をしないで貰いたい。

事件の顛末、判決要旨は多くのメディアが報じています。多くのブロガーが論じておられます。詳細はそちらをご参照ください。(ご紹介したいブログはありますが許諾に時間がかかりますので、今回は載せられませんでした)

☆ 「信頼」 

私たちは「信頼・信用」を勝ち得たいと願う旅人です。獲得したり失ったりしながら歩いています。
旅人が行き交う道中は信頼・信用によって繋がっていると言えます。

一方、信頼性、信用度と言い表されるように、それぞれ高低があります。旅人の心が移ろい易いように「信頼・信用」も変転します。

また、信頼・信用は日常よく耳にする言葉です。
政治家を始め色んな方々が多用するのは、何かしら効果があるのでしょう。
私たちも知らず知らずの内、使っていたりします。

信頼にたる人物は多くはいないでしょうが、小さな社会で生活を営んでいる私たちの周りには、信頼にたる人物の一人や二人は居るものです。

しかし、大きな社会全体となりますとまず組織、そして有資格者、個人と言う順番になります。
私たち小さな社会の住人は、組織名、肩書きを信じ頼るのが普通です。
そして、そんな時、裏切られたと臍を噛むことが多いのです。

例えば二世、三世の議員などその代表ではないでしょうか?今政界を闊歩している二世、三世にこの国を任せて好いと、信頼している人々がどれほどいるのでしょうか?
彼らの先代、先々代は地元民の益に奔走し、地元民が応えたギブアンドテークだったのです。
人は小さな幸福を求め、特権者は大きな利益を貪る。
この不公平な交換を恩義に感じて住民は営々と票を投じ、二世、三世は永永とその地位にあり続けるのです。

これは信頼ではありません。
強者が弱者に強いた妥協なのです。
票と交換に何某かの益があるだろう、と言う消極的な動機です。
住民は、強権を恃んで信用してきただけで、元々信頼で結ばれていたのではありません。早晩崩れるでしょう。

政治家を論いましたが、他の業界も似たような現象があるでしょう。
私たちは「信頼・信用」を勝ち得たいと願う旅人です。と申しましたが、信頼にたる組織・人物を探す旅人でもあります。
巡り会えれば無上の喜びになるでしょう。

タイトルは「信頼」とさせて頂きました。
この茫洋とした使い勝手の良い言葉は多用されるが故、軽くなっています。

☆ 少し上の記事にふれます。

赤ちゃんは誕生後、様々なことを学び成長します。その中でも重要なことは母親の信頼を勝ち得ることでしょう。
母親もまた赤ちゃんに信頼されようと努力します。
母子が信頼で結ばれる。すべての生物が永らえる必須です。

母親をなくした赤ちゃんを思うと心が痛みます。
一方で、遺族が医師を信頼していた…医師が信頼されていた…と言うのにも少し違和感があります。

病院は人生そのものです。誕生から終末まで、人々の喜び悲しみが日々繰り返されています。
信じる者と応えたい者の戦場でもあります。
信頼は言わずとも通じるもので言葉は必要ありません。

時に思わぬことが起こることがあります。信頼の文字が出るのはこういう時が多いのです。

天命を待つ、とも記しましたが、天命は司法の判断のことではありません。

過失かどうか争って白黒付けたところで双方共、心が晴れることはありません。
今回の件は刑事訴訟になじまない事件だったのです。

医療は私たちの健康の維持、病気の治療・予防になくてはならないものです。それが今「医療崩壊」と言われメディアが盛んに報じています。
私たちは民主主義の国に生きています。先進国の日本は何を優先するるべきか…自身に問うてください。
今回の件を契機にして、三者委員会など言う先送りではなく、真の改革の端緒になるよう願っています。

有権者の意識が変われば福祉・医療制度を変える事ができます。

ご遺族の心情を思うと、言うに忍びないのですが…医療・医学界に投じた一石は必ず実を結ぶでしょう。

==========

【加藤医師「きちんと判断、ほっとした」=現場復帰に意欲も−帝王切開死、無罪判決】
8月20日17時15分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080820-00000128-jij-soci

 福島県立大野病院(同県大熊町)の帝王切開死事故で、福島地裁の無罪判決を受けた加藤克彦医師(40)は20日午後、福島市内で記者会見し、「ほっとした。裁判所は真剣に審議し、きちんとした判断をしてもらった」と述べた。今後は産婦人科の現場に復帰する意思を明らかにした。
 加藤医師は会見冒頭、手術で死亡した女性について、「信頼して受診してもらったのに、家族にもつらい思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪。励ましの手紙や電報、支援者に対する感謝の言葉を読み上げ、深く頭を下げた。 

【「真実を知りたい」−被害者遺族が会見】
8月20日23時30分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080820-00000010-cbn-soci

福島県立大野病院事件の無罪判決を受け、8月20日午後、死亡した女性患者=当時(29)=の父親、渡辺好男さん(58)が福島県庁で記者会見した。渡辺さんは時折うつむき、あるいは報道陣をしっかりと見据えながら、落ち着いた口調で質問に答えた。「本日の判決は、被害者の父としては、残念な結果」と語り、「真実を知りたい」と繰り返した。医療界に対しては「今後に不安を感じる。再発を防止するためにも、原因追究して対策を立ててほしい。患者は変わることができない。医療側が変わってほしい」と求めた。

 渡辺さんは、これまで公式の場で発言することはなかったが、「やはり顔を出して発言しないと(遺族の思いを)主張できない」として、今回初めて記者会見した。判決直前の心境を「転んだまま、起き上がれない状態」「これ以上の(原因)解明は難しいのかな、と自問自答していた」と振り返った。

 無罪判決を受けて、「(裁判になったことで)知り得たこともたくさんあった。そういう意味では成果はあった」としたものの、「これからも機会があれば、一生かけて真相を追究していきたい」「加藤医師だけでなく、スタッフの話も聞きたい」などと語った。加藤医師に対しては、「病院で何があったのか、真実を十分に説明してほしい」と求めた。民事訴訟については「現在は考えていない」という。

 渡辺さんによると、病院側は死亡した女性患者の子宮を保存していたという。その点について、「なぜ(娘の)子宮を保存していたのか、病院からも説明がなかった。公判でも一言も説明がなかった」と不信感をあらわにした。

 加藤医師の逮捕後、全国の医師や関係団体が相次いで加藤医師を擁護する声明を出したことについては、「悔しかった。(遺族側には病院から)説明が何もないにもかかわらず、どういう情報を得ていたのか」と批判した。

 また、医療界から捜査に対する批判が続出する中、「政治家、警察に相談した」などとうわさされたことについては、全面的に否定した。

 医療界に対しては「原因を追究してほしい」「変わってほしい」と、事故の再発防止を強く訴えた。

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蛇足:

信頼されたい、と思ったことはありませんか?
「とんでもない!思ったことなどありません」と多くの人が答えるでしょう。

私もそうです。と言いたいところですが、器の小さい私は内心で思った時期がありました。
色々画策して勝ち得たと思っていましたが、そうではありませんでした。

物事は成り行きが大事だそうな。(笑)
きっかけなど…思い返すのも面倒らしい。
でもまあ、ブツクサ言いながら暮らしているのですから、親子互いに信頼している?としておきましょう。(笑)

信頼とは本来、曰く言い難いものだと思います。
夫々の日頃の言動で表されているものでしょう……ね。

色んな言動が集約された「信頼」という言葉は、纏めて言い表すのに都合のの良い便利な言葉として、重宝されているのでしょう。

信頼が跋扈すると裏切りも跋扈しますので、ご用心ください。

☆ 今日もまた可笑しな文になりました。

特別な事情がない限り法を遵守するのが原則・当然である。注意を怠ったとするに十分な証拠がある。
検察が過失を問うた裁判は無罪の判決でした。

難しいものですね……。

私は司法ではなく 文字通り天命が下れば甘受いたします。
失礼しました。


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