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help リーダーに追加 RSS 「禁固1993年」と「関係ないこと」2題。

<<   作成日時 : 2007/05/17 19:35   >>

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禁固1933年
賠償金33億円


昨日の安倍・小沢対決、両者とも大した得点は上げられなかったようだ。
残念ながら私は見れませんでしたので、
今朝の朝日新聞
「党首討論 もっと憲法を論じよう」と題した社説から、ほんの一部だけ抜粋します。

その中にこう言うくだりがあります。
--前略、この60年間の戦後日本の歩みを語る時の、首相の批判的な視線である。

教育改革をめぐって、首相は60年前の日本をこう評価した。
「大家族で地域がみんな顔見知りで、子供たちを家族で、地域で教育していく仕組みがあった」

それなのに、と首相は戦後日本を次のように批判する。
「経済は成長したが、価値の基準を損得だけにおいてきた」
「損得を超える価値、例えば家族の価値、地域を大切にし、国を愛する気持ち、公共の精神、道徳を子供たちに教える必要がある」以下略--


----60年前の日本が首相の言うような景色だったかどうか。
地域格差も各家庭の格差もその頃から既にありました。
首相の郷愁がすべての日本人が共有できる郷愁ではありません。

少なくも私は違う。
昭和の20年代ことはよく覚えておりませんが、
私の育った都会の片隅の風景とは違う。
両親も周りもその日を生きるのが先で、「子供たちを家族で、地域で教育していく仕組みがあった」のではありません。

大人は子供たちに夢を託したのです。
ですが、何をしたのでもありません。見つめる眼差しが違っていただけです。

子供たちもそんな無言の大人たちの背中を見て、それなりに成長していったのです。
仕組みなど無かったのです。
仕組みを作って押し付けると可笑しなことになります。
それを正そうとしてまた可笑しくなる。
ゆっくりでも良い、なるべく自然に社会を変えて行くのが正道です。

何処で生まれ育ったか、環境による差で、ふるさとや昔を懐かしむ感慨にも差があるのです。確かに、周りはみな顔見知りではありましたが。

首相の言う60年前は、ドラマから切り取った代表的シーンでしょう。
人はみな、そうでありたいという思いがあります。
過去は美化されることが多いのです。
現に、私も問われればそのように答えるでしょう。
私の友人連中の大半もそうです。(尤も、首相のいう絵に描いたような環境の出身の友人もいます)。

首相の評価は、彼自身の実体・経験ではないでしょう。
周りの人や、本、映画などで学んだことでしょう。
そのことに口ばしを挟む積りはありません。みな似たようなものでしょうから。

しかし、首相の視野が狭いと思うのは、次のように述べているので分かります。
「損得を超える価値、例えば家族の価値、地域を大切にし、国を愛する気持ち、公共の精神、道徳を子供たちに教える必要がある」

首相の思いはすべてここに集約されています。

今や、損得に明け暮れるばかりになった。かつて家族や地域で育んできた子供たちも崩壊、家族も地域も崩壊している。
だから、公共の精神、道徳を子供たちに教える必要がある。
国を愛する人間をつくらなければならない。

この短絡的とも言うべき思う思い込みは、首相の中では整合性が取れているのでしょう。が、私にはそうは思えない。

安倍さんが一個人なら別段何のこともありません。

が、圧倒的多数を従える首相である。
戦後日本の価値基準を損得だけにおいてきたと総括するなら、今すぐ自民の利権を捨て、すべての既得権や損得で集めた票と員数が日本をどれほど道徳的な社会してきたのか総括して頂きたい。

なにしろ、戦後の日本の政治を仕切ってきたのは自民に他ならないのですから……。

同じ朝日の紙面に、
「今まで国が押し付け的にやってきたメニューとは今後決別すると宣言している」
これは教育のことではないが、是非、教育も押し付けから決別宣言をして貰いたい。

法の破れ網を巧みに利用する還元水大臣をのを庇うのは、道徳と整合性が取れるのか、子供には、道徳や公共の精神を教育する必要があり、大人はやりたい放題でいいのですか。
一般の大人は駄目で政治家ならいいのか。

首相の方便には無理がある。考え直して頂きたい。

ダラダラと続けてしまいました。

さて、党首討論では小沢代表が、薬害肝炎問題も取り上げ「救済」を訴えた。対する安倍首相は「高額な医療費がかかることは認識している。検討していかなければならない」と答弁してます

これに呼応して与党は、早速、策を講じるようです。薬害肝炎訴訟で、国は責任を認めず控訴しているのに…選挙用でないことを信じます。

‐‐‐スペインでは恐ろしいことが起きました。
犯罪も驚きですが刑も驚きです。

患者に肝炎 禁固1933年

NHKニュース-5月16日 23時20分
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/17/d20070516000193.html

スペインで、モルヒネ中毒でC型肝炎にも感染していた医師が、患者の麻酔用のモルヒネを自分に注射してから患者に注射することを繰り返し、270人以上にC型肝炎を感染させたとして、地元の裁判所は、この医師に禁固1933年の判決を言い渡しました。

この裁判は、スペインの麻酔医、フアン・マエソ被告(65)が、スペイン東部の都市バレンシアの4つの病院で、患者の麻酔用のモルヒネを自分に注射してから、注射器を替えないまま残りを患者に注射し、270人以上をC型肝炎に感染させた罪に問われていたものです。マエソ医師はモルヒネ中毒で、C型肝炎にも感染しており、これまでに4人の患者がC型肝炎で死亡したということです。被害にあった4つの病院では、マエソ医師が別の病院に移るとC型肝炎に感染する患者がいなくなったということです。バレンシアの裁判所は15日、マエソ医師が1988年から1997年にかけて患者をC型肝炎に感染させていたと認定し、禁固1933年を言い渡すとともに、患者や遺族に日本円にしておよそ33億円の賠償金を支払うよう命じました。

----スペインの刑法のことは知りませんが、禁固1993年の算出法を知りたい。
1993年という途方もない時間は、歴史で語る以外にないでしょう。
1993年後を想像できる人がいるだろうか……。

スペインは存続しているのか、ヨーロッパ共々消滅しているかも知れない。兎も角、何が起きるか分からない時間だ。

人類のエゴが核戦争を引き起こし、自ら生命を絶っているかも知れない。
それなら早いほうが良い、進化の一からでなく21世紀の知能を引き継ぐのだから、過去の数千年より短時間で、文明を取り戻すだろう。

自然に、例えば巨大隕石が衝突した場合は、我々が目に見える生物は全滅するだろう。一貫の終わりである。
その後の地球の運命は誰一人知る由もない。

犯罪の重大さはわかりますが、死刑反対の私でも、65歳の被告に1993年と言う刑は冗談のように取れてしまう。

死刑の抑止効果が薄れている昨今、1993年と期間を言い渡した方が抑止になるかもしれないが……。
でも、やっぱりなんだか可笑しい。


「C型肝炎患者の自己負担に上限、与党が検討 」
 日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070516AT3S0800G16052007.html
 与党は血液製剤の投与で感染することが多いC型肝炎患者の救済策を6月をメドにまとめる方針だ。(1)治療薬である抗ウイルス薬「インターフェロン」の使用に助成金を支給(2)患者の所得に応じて医療機関窓口での自己負担に上限を設定――などを軸に調整する。

 薬害肝炎患者が国や製薬会社に賠償を求める訴訟が相次ぎ、東京、大阪、福岡の各地裁で原告一部勝訴の判決が出ている。政府は国の責任を認めない立場から控訴したが、与党内で「何らかの対策を打ち出さざるを得ない」との声が広がっていた。 (16:38)

---------------------------

C型肝炎は、肝炎ウイルスに感染し、 急性肝炎→慢性肝から肝硬変、そして 肝臓がんへ進行する場合もある疾患です。
肝臓がんの原因も、その内訳は約8割がC型肝炎だと言われています。

わが国でのC型慢性肝炎の患者さんは、肝炎症状のない持続感染者(キャリア)を含めると150万〜200万人いると推測されています。

国は片方で控訴し、片方で救済策を立てるなど、目晦ましは止めて、
控訴を取り下げ、救済に本腰で取り組め。

頼みます。あべさ〜〜ん。分からないだろう〜な。

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