酔語酔吟 夢がたり

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「赤ちゃん」平等に願います。

<<   作成日時 : 2007/01/06 18:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 3

画像

             タヌ坊ですよろしく。


人の一生は泣き声で始まります。

母の胎内から眩い外界へ歩み出した『赤ちゃん』は「おぎゃ〜」と第一声を揚げ、周りの人々の歓声と祝福につつまれます。

産声は、大きく胸を膨らませ、それまで母親から貰っていた酸素を全身に行き渡らせます。
母に抱かれた『赤ちゃん』は懸命に「おっぱい」を飲み、自力で栄養を摂れるようになります。

自立への第一歩です。
そして、親御さんは「這えば立て、立てば歩めの親心」と、我が子の成長を願うのです。

祝福されて誕生した新しい命は、法の下の平等の権利を有する一個として歩み始めます。

しかし、『赤ちゃん』は親を選ぶことはできません。

親を選べない『赤ちゃん』の中には運命の悪戯によって、不利な人生を強いられる場合があります。

現在の世の中は、昔より平等であろうとは思います。世間の意識もそうだろうと思います。

だが、その平等は、機会均等という形式的な平等であって、結果の平等ではありません。
機会均等という誰にも与えられている権利が、行使できない人もいるという現実もあります。

一例ですが、有名大学入学者の親御さんは、殆ど高学歴、高収入だそうです。
公立高校からの入学者は減っていて、私立高校からは増えているようです。
さらに、お受験と称して幼児から、我が子の将来を決めている親御さんもおられます。

勿論、批判しているのではありません。もう少し何とか為らないものかと思ってるだけです。

学歴社会は各国にありますが、中流意識の強い日本では多くの親御さんが、、我が子を有名大学から一流企業へと期待してます。
そのため、教育資金で、ご苦労されている家庭もあろうかと思います。

しかし、それもままならない人々もいます。
進学を諦め就職するも、新卒者が入社してくると、年齢は同じでも給与に差があるのです。

さらに、出世にも差がつき、生涯賃金ではかなり差がつくそうです。
そうしますと老後の年金にも差がつきます。高齢者の格差が生まれる訳です。

外国人の方も機会均等という最初のハードルで、平等が閉ざされている場合もあるでしょう。
コネを利用する手合いのため、少ない機会を奪われている人もいるでしょう。

勿論、機会均等を諦めざるを得なかった人すべてが、親を選べなかった自らの境遇を恨むことはありません。
多くの人は、出世競争など他の事に心を煩わされず、身の丈にあった生活を楽しみ、自適に人生を謳歌しているのではないでしょうか。

意外に高学歴、高収入の家庭の子供さんや、親の決めたレールから逃げた子供さんが大きな事件を引き起こす場合もあるのです。

2、3日前にもありました。親が我が子に抱いていた期待が一瞬にして絶望に変じたでしょう。あまりにも惨い現実だ。

子供さんも、そのままいけば楽々と超えられる機会均等の平等を自ら捨てたのです。背負わされていた将来を捨てたのです。
これほどの不幸はありません。

「おぎゃ〜」全く混じりけのない無垢の「赤ちゃん」、自立するまでには周りの応援や教えが必要です。

どんな環境下で誕生しても、周りが偏った教えの押し付けや、親が選んだ桶に放り込んでも、成長に合わせて桶を変えなければなりません。

ただ一つの価値観で箍を締めれば、やがて、箍は緩み胴はばらばらになり、子供は飛び出していくでしょう。

車のハンドルには遊びがあります。そのお陰で事故の発生を抑える効果があると聞きました。
ゆとり教育は無くなるようですが、生きて行く上ではゆとりや遊び心が必要です。
たまの息抜きが心身のリフレッシュになることは誰でも経験したことがあると思います。

平等は権利です。権利である以上、行使しないと手に入らないという現実があります。
機会均等は誰にも与えられている権利ですが、異なったものは夫々異なったように扱うという実質的平等があります。

社会的に不利な立場にある人をより有利に扱おうということです。
これはいいんじゃないかと、私などは思いますがそうも行かないらしいのです。
機会均等、形式的平等は皆一律ですから、自由にすればいいのです。
しかし個別に異なる人をみな平等に扱うとなりますと、自由ではなくなるというのです。自由とは対立するという訳です。
お金持ちの人が反対するのは分かります。

だが、現実に機会均等を本人の責ではなく、諦めねば為らない人がいるなら、その辺は裁量できると思うのですが……。

これから益々少子化が進むと言われています。そうなりますと子供は本当に「国の宝」になります。

親を選べない『赤ちゃん』。
その自立の過程で機会均等という平等の権利を諦めざるを得ないのはあまりに、不平等だ。

何時かより平等な時代が、来ると思いますが、まだまだ遠い先になるでしょう。

生まれた時は無垢だった2世、3世の世襲議員もたまに、自分の幼少時の写真と今の顔写真を見比べるといい。
少しは別の風景が見えるのではないか、「ああ、俺は汚れたな」と。

平等が不十分なら、公平も不十分になるだろう。

終わりに、聞きかじりを。
「赤ちゃん」の鳴き声は世界共通だと聞いた。
発する周波数は、交響楽団がチューニングで合わせるオーボエの「ラ音」と同じらしい。何Hz?アハハハ〜。知りません。お許しを。

人々に祝福されて踏み出した私達。
産声は大海原に漕ぎ出す歓声だったのです。
終末に近づけば、光陰矢のごとしで、一瞬のように思うでしょう。
周りの歓声は涙にかわるでしょう。

でも、私は笑顔で往きたい。
周りの人に笑顔で別れたい。
笑顔で送ってもらいたい。


















設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(8件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
さいなら、アメリカ。
こんな息苦しい国民に還元されない重税大国ニッポンはもーいやだからアベを引き下ろしたいけどコイズミが戻って来るなんてそれこそ絶対いやだしもう自公って言葉も聞きたくない!さいならだっ!追加キャンペーン。 ...続きを見る
言ノ葉工房
2007/01/06 19:43
平和改正はさせてはならない 【憲法改正】
何気なく読んでいたらスルーしてしまうような一文というのはよくある。ニュースサイトなんかも多数の記事を斜め読みする事が多いから意外にあまり気にしないで読み進めてしまうこともある。要注意だ。以下の引用記事で言えばど& ...続きを見る
らんきーブログ
2007/01/07 00:26
ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐる動き
 ホワイトカラー・エグゼンプションについていくつもの記事が出ている。  朝日はホワイトカラー・エグゼンプションを「残業代ゼロ」と翻訳したようだ。あまり正確とはいえないと思う。 残業代ゼロ「導入適当」 労政審  残業代ゼロは時期尚早 公明・太田代表が強調 自民・丹羽総務会長も、残業代ゼロに「慎重に対応を」  残業代ゼロ法案「次期通常国会に提出」 厚労相が強調  残業代ゼロ法案、成立阻止を連合会長が強調  以上は朝日の記事 民主党:格差是正法案提出へ エグゼンプションの反対案 ... ...続きを見る
飯大蔵の言いたい事
2007/01/07 01:58
「差別と国家」(3)……権力は分断を仕掛けてくる
 さて(2)で述べた「政治とは階段を昇ることだ」という主張は全く聞き入れられることなく、それが当たり前のように階段を下ることになる。お山の大将に君臨することしか頭にない権力は、「差別社会」を固定化し上下関係をより強固にするべく新しい差別を仕掛けてくる。フィクションでも他愛も無い側面でもいい、とにかく理由をつけて差別化をはかり、上下、優劣の捏造にやっきになる。こうしてフィクションで固められたとこの差別至上国家は、つまりフィクションである国家は階段を下っていく。大将及び周辺権力もすでに自分たち... ...続きを見る
dr.stoneflyの戯れ言
2007/01/07 02:19
川田龍平さん参院選出馬
 東京HIV訴訟の元原告の川田龍平さんが、参院選東京選挙区に出馬するそうだ。12日には応援する会が発 ...続きを見る
ねじれ川柳惑星
2007/01/07 09:43
『ちょっとヤバイんじゃない?ナショナリズム』
姜尚中《かん・さんじゅん》東京大学大学院教授(政治学・政治思想史)の「従属的ナショナリズム」に関する発言を見つけたので以下に引用させていただきます(『ちょっとヤバイんじゃない?ナショナリズム』高橋哲哉・村井吉敬・姜尚中・辛淑玉・内海愛子・李省展・恵泉女学園大学大学院国際シンポジウム実行委員会編、... ...続きを見る
喜八ログ
2007/01/07 20:35
親の学費負担 先進国で最高(朝日)
■依然として、ウェブ上にのらない、朝日の日曜版be on Sunday の「あっと!@データ」■今回は、きのうの記事。筆者は、いつもとおなじ、坪谷記者。■リンクはハラナ。親の学費負担 先進国で最高 大学入試センター試験まであと2週間。受験生も大変だが、大学に受かれば... ...続きを見る
タカマサのきまぐれ時評
2007/01/08 23:12
愚痴
今日は、なぜか世の中の格差が身に染みる 私は、昔は中流家庭とぞくに言われる家庭に育ったつもりでした。 ですが、今考えると下流家庭だったかも と思うぐらい質素な生活でした。いま現在の日本の社会は、上か下 しかない!!と言い切れるほど貧富の差がありますよねー なので、今はなき中流になりたーい ...続きを見る

2007/09/05 11:47

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
子どもが親を選べない哀しさ、というのは特に「虐待」のニュースを聞くと強く感じます。が、そうでなくとも今の社会は「機会不平等」が進んでいますね。でもワタシは、それさえ乗り越えて、何が「価値」かを追求したいと思ってます。笑っていたいために(笑)。

dr.stonefly
URL
2007/01/07 00:32
それにしても子供を粗末にする親が多いですねぇ。子は鎹は昔の話、今は子は邪魔。そんな事件の背景や夫婦?関係を調査したら面白い結果が出るかも知れませんねぇ。
ひこ山
2007/01/07 06:02
こんばんは。
TBありがとうございます。
こちらからも送らせていただこうと思ったのですが、うまく行きません(最近はトラックバックできないケースが激増しています!)。
今後ともよろしくお願いします。
喜八
URL
2007/01/07 20:37

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
「赤ちゃん」平等に願います。 酔語酔吟 夢がたり/BIGLOBEウェブリブログ